★ ARNKAメール報第111号 2008.09.30
■ 脱北者証言集 Are They Telling Us the Truth? タイ語翻訳版を10月に発刊 ■


 北朝鮮の強制収容所に収容された後に脱北者として国外に逃れた人たちの貴重な証言集である、英語書籍 Are They Telling Us the Truth? (彼らは真実を語っているのか?)のタイ語翻訳版が、2008年10月下旬にタイ国内で本会から発刊されることになりました。

 当初8月の発刊を見込んでいましたが、事情により2ヶ月ずれ込むことになりました。

 タイ語版には、原書にはない付録として、強制収容所収監者に課された10大規則、同看守が受けた教育内容、強制収容所収監者に対する国家指導者の教示等が含まれています。

 タイは、北朝鮮政府による人権侵害の結果である外国人拉致及び脱北者の双方で、きわめて深い関係にあります。

 タイ人拉致被害者1名(アノーチャー・パンチョイさん)の存在が2005年に明らかになっていると同時に、脱北者のタイへの流入も相次ぎ、2006年には約千人、2007年には千数百人がタイ国内で拘束されました。2008年には8月まで一時的に流入が減少しましたが、9月に入りまた多くの流入が続いています。

 タイは貿易面では北朝鮮にとって最重要国のひとつで、北朝鮮の対外貿易高の第3位(中国・韓国に続く)を占めています。

 しかし、タイ社会一般には北朝鮮の実情に関する知識は全く浸透していません。そのため、タイ人拉致の解決を含む北朝鮮の人権侵害状況の改善のためには、実情の体系的でわかりやすいタイ社会への発信が極めて重要な状況にあります。

 本会では、今回の翻訳書の発刊が、タイ社会の問題理解獲得のために大きな意義を持つことを期待しています。

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1.タイ人拉致被害者アノーチャー・パンジョイさん個人史
  (タイ語版・英語版・日本語版)
2.北朝鮮拉致問題に関するタイ外相インタビュー記事日本語訳[2006年2月]
3.タイ人拉致被害者実兄の思い
  [2006年4月ReACH/CHNK共催ワシントン拉致被害者救援コンサートで読まれた手紙]
  (タイ語版・英語版・日本語版)
4.タイ外務省ウェブサイトの北朝鮮紹介ページ日本語全訳
  [タイ-北朝鮮関係の基礎資料]
5.タイ−北朝鮮貿易額統計2001−2005年
  [タイは04年より北朝鮮の対外貿易高第3位](タイ語版・日本語版)
6.日本の北朝鮮人権法タイ語訳
7.タイ人拉致問題パンフレット[A4両面三つ折用](タイ語版・英語版・日本語版)
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