★ ARNKAメール報第115号 2008.10.22
■ タイ チュラロンコン大学の北朝鮮人権状況学術セミナーが終了 ■


 タイ国立チュラロンコン大学政治学部が2008年10月20日(月)に開催した「北朝鮮人権状況学術セミナー」が、成功裡に終了しました。
 タイの学生・研究者・政府関係者等約50名が参加しました。

 このセミナーは、日韓の研究者を講師に招聘した国際学術セミナーとして開催され、北朝鮮の人権侵害の切り口から、拉致と脱北を中心的に取り上げました。
 講師には、韓国から許萬鎬 慶北大学教授、日本の真鍋貞樹東洋英和大学講師・特定失踪者問題調査会副代表、川島高峰明治大学准教授が参加しました。
 3講師の講演資料はチュラロンコン大学によりタイ語訳されて冊子としてまとめられ、タイの主要な研究機関に配布される予定です。このことにより、セミナー成果が今後依拠することができるタイ語資料として整備されることになります。これは北朝鮮の人権状況・脱北・拉致問題の専門知見を体系だってタイに導入して、タイ社会へタイ語での体系的に発信してゆく点で、きわめて大きな意味を有しています。

 映画の終了後には、脱北を描いた韓国映画「クロッシング」(英語字幕版)がタイで初上映されました。参加者のほぼ全員が涙を流し感動を誘いました。

 進行及びコーディネートを行ったスラット・ホーラーチャイクン チュラロンコン大学政治学部助教授(同副学部長)からは、来年もチュラロンコン大学政治学部の主催による北朝鮮人権セミナーを継続して行くことが表明されました。
 今後、タイ日韓を核とした研究学術レベルの国際ネットワークの広がりが期待されます。
 本会からは、北朝鮮の強制収容所から逃れた脱北者証言集「Are They Telling Us the Truth?」(彼らは真実を話しているのか?)タイ語版も紹介され、会場においてタイで初頒布されました。

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2.北朝鮮拉致問題に関するタイ外相インタビュー記事日本語訳[2006年2月]
3.タイ人拉致被害者実兄の思い
  [2006年4月ReACH/CHNK共催ワシントン拉致被害者救援コンサートで読まれた手紙]
  (タイ語版・英語版・日本語版)
4.タイ外務省ウェブサイトの北朝鮮紹介ページ日本語全訳
  [タイ-北朝鮮関係の基礎資料]
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  [タイは04年より北朝鮮の対外貿易高第3位](タイ語版・日本語版)
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