★ ARNKAメール報第128号 2009.03.24
■ 日本政府の日本人拉致広報資料タイ語版が完成 ■ ほか


■ 日本政府の日本人拉致広報資料タイ語版が完成 ■ (128‐1)  内閣官房拉致問題対策本部の「民間と政府が連携した拉致広報活動」として作成が進んでいた、アニメ「めぐみ」タイ語字幕版と日本人拉致問題啓発小冊子タイ語版が、完成しました。
 この事業は、上記広報活動として拉致問題対策本部と「国際拉致解決連合」(代表:飯塚繁雄「家族会」代表)が進めていたものです。
 資料は今後タイ国内で、主に在タイ日本大使館・在チェンマイ日本総領事館・民間支援団体(ARNKA)等から無料配布される予定です。

 アニメ「めぐみ」タイ語字幕版は、拉致問題対策本部の以下のサイトでも視聴することが出来ます。

  http://nettv.gov-online.go.jp/eng/prg/prg1862.html

 これら資料を通して、タイで拉致問題のより体系だった理解が進むことが期待されます。

タイ語化された北朝鮮拉致及び関係資料が5点に ■ (128‐2)  今回の日本人拉致広報資料タイ語版の完成を受けて、これまでにタイ語化された北朝鮮拉致及び関係資料は次の5点となりました。

 1.書籍『告白』(チャールズ・ジェンキンス著)タイ語版
 2.映画「めぐみ -引き裂かれた家族の30年-」タイ語字幕版
 3.書籍『Are They Telling Us the Truth?」(脱北者証言集)タイ語版
 4.アニメ「めぐみ」タイ語字幕版(内閣官房資料)
 5.日本人拉致問題啓発小冊子タイ語版(内閣官房資料)

 タイ語化資料を通じてタイで北朝鮮の拉致と人権侵害の実情理解が浸透してゆくことは、問題解決に大きな意義があると考えられます。
 タイは拉致問題を含む北朝鮮人権問題に大きな関係と影響を有する国のひとつです。
 ざっとあげると、次のようなものがあります。

‐タイは身元が確実に明らかな拉致被害者1名(アノーチャー・パンチョイさん)を抱えています。
‐日韓以外で拉致被害者の帰還を北朝鮮政府と交渉している唯一の国です。
‐不自然な形で北朝鮮に連れて行かれ戻されたタイ人も複数名います。
‐脱北者のタイへの流入は中国に次いで世界第2位(2008年の推計は約1500人)です。
‐タイは北朝鮮と国交を有し、北朝鮮の対外貿易高で対タイ貿易は第4位を占めています。
‐タイ人に偽装しタイの偽造パスポートを行使した北朝鮮工作員が韓国で拘束されています。
‐北朝鮮の工作員養成では海外訓練先としてバンコクに潜入させることが行われてきました。
‐タイの大学に主体思想研究所が設置されています。
‐国連北朝鮮人権状況特別報告者は、タイ人のウィティット・マンターポーン氏(チュラロンコン大学法学部教授)が務めています。
‐タイはアセアンの中心国としての影響力を有しています。

 ARNKAは、このようなタイ社会に対する体系だった問題提示のための基礎資料タイ語化に、特に力を入れています。
 上記の資料5点のタイ語化に続き、今後も重要資料のタイ語化を続けてゆきたいと考えています。
 今後も各方面ご支援とご協力をお願いいたします。

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ARNKA配布資料 メールでお申込下さい。添付ファイルでお送りいたします(無料)。
1.タイ人拉致被害者アノーチャー・パンジョイさん個人史
  (タイ語版・英語版・日本語版)
2.北朝鮮拉致問題に関するタイ外相インタビュー記事日本語訳[2006年2月]
3.タイ人拉致被害者実兄の思い
  [2006年4月ReACH/CHNK共催ワシントン拉致被害者救援コンサートで読まれた手紙]
  (タイ語版・英語版・日本語版)
4.タイ外務省ウェブサイトの北朝鮮紹介ページ日本語全訳
  [タイ-北朝鮮関係の基礎資料]
5.タイ−北朝鮮貿易額統計2001−2005年
  [タイは04年より北朝鮮の対外貿易高第3位](タイ語版・日本語版)
6.日本の北朝鮮人権法タイ語訳
7.タイ人拉致問題パンフレット[A4両面三つ折用](タイ語版・英語版・日本語版)
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The Association for the Rescue of North Korean Abductees, Chiangmai(ARNKA)
北朝鮮に拉致された人々を救援する会チェンマイ
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