★ ARNKAメール報第150号 2009.10.25 |
■ 北朝鮮難民支援医薬品を北部タイ国境の警察署へ寄付 ■ 北朝鮮難民(脱北者)を支援するNGO「北朝鮮難民救援基金」は2009年10月22日に、北部タイ国境のチェンセーン警察署に対して、同警察署に拘束された北朝鮮難民のための常備医薬品を寄贈しました。 ARNKA海老原が同行しました。 チェンセーン警察署は、タイの最北端のタイ-ラオス国境を流れるメコン川沿いに位置します。 タイは現在、中国を別にすれば北朝鮮難民の最大の脱出先となっています。 2007年にはタイに約1,000名(タイ入管発表)が流入しました。2008年はタイ入管が実数を発表していませんが、推計で約1,500名前後が流入したものと見られています。 そのなかでもチェンセーン警察署が管轄するチェンラーイ県チェンセーン郡は、地理的にタイで最も中国に近い郡のひとつで、タイで北朝鮮難民が最も多く流入する地区のひとつとして知られています。 2009年に入ってからチェンセーン警察署が拘束した北朝鮮難民の数は、現在までで約250名に上っています。 そのうち、2009年1月から9月までの拘束数が190人であったのに、10月に入って拘束数が急に増加し、10月1日~10月22日までですでに60人が拘束されているとのことです。 チェンセーン警察署はこのように年間に数多くの脱北者を拘束しますが、相次ぐ流入に予算措置や現場の対応が追いつかず、医薬品等の常備は出来ない状況にありました。 韓国大使館が1度だけ常備薬の寄贈を行いましたが、追加寄贈はなされていませんでした。 今回の寄贈により、長い逃避行で体調を崩すことが多い北朝鮮難民の収容環境が、少しでも改善されることが期待されます。 北朝鮮難民に取って重要でありながら行政当局の手が回らない部分について、民間NGOが果たすことが出来る支援部門がタイでは多々あります。 ARNKAは今後とも、関係NGOとの連携による支援活動を継続したいと考えています。 今回の医薬品寄贈の詳細は、北朝鮮難民基金の以下のウェブサイトをご参照下さい。 http://www.asahi-net.or.jp/~fe6h-ktu/toppage.htm----------------------------------------------------- ARNKA(アーンカ)メール報の定期受信は本会までメールでお申込下さい。ARNKA メール報が不要の方も同様にご連絡下さい。 ------------------------------------------------------ ARNKA配布資料 メールでお申込下さい。添付ファイルでお送りいたします(無料)。 1.タイ人拉致被害者アノーチャー・パンジョイさん個人史 (タイ語版・英語版・日本語版) 2.北朝鮮拉致問題に関するタイ外相インタビュー記事日本語訳[2006年2月] 3.タイ人拉致被害者実兄の思い [2006年4月ReACH/CHNK共催ワシントン拉致被害者救援コンサートで読まれた手紙] (タイ語版・英語版・日本語版) 4.タイ外務省ウェブサイトの北朝鮮紹介ページ日本語全訳 [タイ-北朝鮮関係の基礎資料] 5.タイ-北朝鮮貿易額統計2001-2005年 [タイは04年より北朝鮮の対外貿易高第3位](タイ語版・日本語版) 6.日本の北朝鮮人権法タイ語訳 7.タイ人拉致問題パンフレット[A4両面三つ折用](タイ語版・英語版・日本語版) ------------------------------------------------------ ARNKAの活動は支援者の皆様の寄付で賄われています。 拉致問題の一刻も早い解決のために皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。 ご寄付の振込先 口座名義:TOMOHARU EBIHARA(ARNKA) 銀行名:The Siam Commercial Bank 支店名:Payap University Sub Branch 口座番号:802-2-06137-3 ------------------------------------------------------ The Association for the Rescue of North Korean Abductees, Chiangmai(ARNKA) 北朝鮮に拉致された人々を救援する会チェンマイ 代 表 海老原 智治 (Tomoharu EBIHARA) 連絡先↓;(会の事務所ではありません) Thai-Japan Center, Payap University Super Highway RD., A.Muang Chiangmai 50000 Thailand infoarnka[@]gmail.com メール送信の際はかっこを外して下さい。 ------------------------------------------------------ |