★ ARNKAメール報第162号 2010.01.25
北朝鮮新駐タイ大使着任で、タイ人拉致被害者家族がタイ外相に要請文

 バンコクの在タイ北朝鮮大使館は、2006年2月から駐タイ大使を務めながら任国タイをここ1年近くも長期不在にしていたオ・ヨンソン前大使が正式離任し、2010年1月中旬に後任のアン・ソンナム新大使が着任しました。

 新大使は着任後の早い時期に、タイ外相への表敬訪問を行います。
 タイ人拉致被害者アノーチャーさんの実兄スカム・パンチョイさんは先週までに、新大使のタイ外相表敬の際に外相がアノーチャーさんの帰還に言及することを要請する書状を、本会を通じてカシット・タイ外相に宛てて送付しました。

 タイと北朝鮮との間でのタイ人拉致問題に関する高レベルでの協議や言及は、2005年末に当時のタクシン政権下でタイ人拉致が判明して以降、首相・外相レベルで何度もなされていました。

 しかし、その後のクーデターをはじめとするタイの内政争乱を経て2008年1月に成立したサマック政権以降では、北朝鮮に対して閣僚レベルが拉致を交渉したり言及したりする機会は著しく減りました。
 最近ではアピシット現政権下の昨2009年1月にオ・ヨンソン前大使がカシット外相を新年表敬した際に、外相が言及したのを最後に途絶えています。
 2009年7月にタイのプーケットで開催されたアセアン地域フォーラム(ARF)では、北朝鮮政府代表団が出席しカシット外相との2国間会談も開催されました。
 タイ人拉致被害者家族と本会はタイ外務省を訪問しタイ人拉致を取り上げることを要請していましたが、結局取り上げられませんでした。

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1.タイ人拉致被害者アノーチャー・パンジョイさん個人史
  (タイ語版・英語版・日本語版)
2.北朝鮮拉致問題に関するタイ外相インタビュー記事日本語訳[2006年2月]
3.タイ人拉致被害者実兄の思い
  [2006年4月ReACH/CHNK共催ワシントン拉致被害者救援コンサートで読まれた手紙]
  (タイ語版・英語版・日本語版)
4.タイ外務省ウェブサイトの北朝鮮紹介ページ日本語全訳
  [タイ-北朝鮮関係の基礎資料]
5.タイ-北朝鮮貿易額統計2001-2005年
  [タイは04年より北朝鮮の対外貿易高第3位](タイ語版・日本語版)
6.日本の北朝鮮人権法タイ語訳
7.タイ人拉致問題パンフレット[A4両面三つ折用](タイ語版・英語版・日本語版)
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