★ ARNKAメール報第167号 ★ 2010.03.23 |
■ 北朝鮮新大使がタイ外相を表敬訪問 ■ 北朝鮮のアン・ソンナム新駐タイ大使(2010年1月着任)は、2010年3月22日にタイ外務省にカシット・タイ外相を表敬訪問しました。 アン新大使がタイ外相と面会するのは、着任後初めてです。 タイ人拉致被害者アノーチャー・パンチョイさんの家族とARNKAは1月より、新大使のタイ外相面会を機に、タイ外相が北朝鮮側に再度アノーチャーさんの帰還について提起するように求めていました。 関係筋によれば、面会ではアン新大使が、今年がタイ北朝鮮国交樹立35周年に当たることからタイ-北朝鮮交流関係の強化と推進に言及したのに対し、カシット外相は「両国間でまだ未解決の問題も同時に解決を目指して行くべきだ」と述べたということです。 初回の表敬訪問であることから個別懸案事項に関する言及を避けつつも、間接的な表現でタイ人拉致問題の解決を促したと見られます。 アン新大使は今後近い間に、タイの国会議長や主要閣僚とも面会を行う見込みです。 以下に、アン新大使表敬に関するタイ外務省リリースの抄訳を紹介します。 リリースでは上記の「未解決の問題」に関しては言及していません。 ソース:タイ外務省ウェブサイト http://www.mfa.go.th/web/2662.php?id=34366 --------------------------------------------- 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のアン・ソンナム新大使が、着任後の表敬としてカシット・ピロム外相を訪問 面会で北朝鮮のアン・ソンナム新大使は、タイと北朝鮮の関係強化のために全力でその任に当たることを強調した。今年がタイ-北朝鮮国交樹立35周年に当たることから、高レベル者の相互訪問を含む両国の協力関係強化を要望した。タイが2009年7月に第16回アセアン地域フォーラムのホスト国を勤めたことに対して謝意を表明した。 同大使はまた、北朝鮮の朝鮮半島情勢に対する立場とタイ国内情勢に対する立場を説明し、今後のタイからの継続的な協力に期待を表明した。 これに対しカシット外相は、タイ北朝鮮二国間関係について、文化・スポーツ分野の協力を拡大でき、医療・農業分野でも協力する用意があると述べた。 同外相は続いて、関係各国の協議と協力により朝鮮半島に平和と安全がもたらされるのを望むこと、北朝鮮がアセアン地域フォーラムの場を使って自国の考えを関係国に説明し理解を求めることに期待を表明した。 同外相はまた、北朝鮮によるこのような理解獲得及び北朝鮮と関係各国との橋渡しを、タイが支援する用意があると述べ、今年ベトナムで開催されるアセアン地域フォーラムに北朝鮮が参加することに期待を表明した。 ----------------------------------------------------- ARNKA(アーンカ)メール報の定期受信は本会までメールでお申込下さい。 ARNKAメール報が不要の方も同様にご連絡下さい。 ------------------------------------------------------ ARNKA配布資料 メールでお申込下さい。添付ファイルでお送りいたします(無料)。 1.タイ人拉致被害者アノーチャー・パンジョイさん個人史 (タイ語版・英語版・日本語版) 2.北朝鮮拉致問題に関するタイ外相インタビュー記事日本語訳[2006年2月] 3.タイ人拉致被害者実兄の思い [2006年4月ReACH/CHNK共催ワシントン拉致被害者救援コンサートで読まれた手紙] (タイ語版・英語版・日本語版) 4.タイ外務省ウェブサイトの北朝鮮紹介ページ日本語全訳 [タイ-北朝鮮関係の基礎資料] 5.タイ-北朝鮮貿易額統計2001-2005年 [タイは04年より北朝鮮の対外貿易高第3位](タイ語版・日本語版) 6.日本の北朝鮮人権法タイ語訳 7.タイ人拉致問題パンフレット[A4両面三つ折用](タイ語版・英語版・日本語版) ------------------------------------------------------ ARNKAの活動は支援者の皆様の寄付で賄われています。 拉致問題の一刻も早い解決のために皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。 ご寄付の振込先 口座名義: TOMOHARU EBIHARA(ARNKA) 銀行名: The Siam Commercial Bank 支店名: Payap University Sub Branch 口座番号: 802-2-06137-3 ------------------------------------------------------ The Association for the Rescue of North Korean Abductees, Chiangmai(ARNKA) 北朝鮮に拉致された人々を救援する会チェンマイ 代 表 海老原 智治 (Tomoharu EBIHARA) 連絡先↓;(会の事務所ではありません) Thai-Japan Center, Payap University Super Highway RD., A.Muang Chiangmai 50000 Thailand infoarnka[@]gmail.com メール送信の際はかっこを外して下さい。 www.arnka.com/ ------------------------------------------------------ |