ＡＲＮＫＡメール報

■ タイの参加者が全日程を終了北朝鮮人権週間 ■

　2010年4月25日～5月1日までソウルで開催された「北朝鮮自由週間」(North Korean Freedom Week)への、タイからの参加者が全日程を終了しました。

　「北朝鮮人権週間」は拉致を含む北朝鮮人権関係の会議やイベントをいくつも開催し、従来は毎年ワシントンで行われていましたが、今年は初めてソウルで行われました。

　「北朝鮮人権週間」にタイから参加したのは、バンチョン・パンチョイさん（タイ人拉致被害者甥）、ウィチアン・インタシーさん（タマサート大学東アジア研究所上席研究員）、シリワン・リムサクンさん（チュラロンコン大学政治学部研究助手）、ARNKA海老原の4名です。

　初訪韓となったタイ人拉致被害者甥のバンチョンさんは、4月27日に開催された「国際シンポジウム北朝鮮拉致の全貌と解決策」に、ARNKA海老原と共に講師出席しました。翌28日に行われた、全世界の拉致被害者名を読み上げる集会でもスピーチしました。
　バンチョンさんはまた、北朝鮮に対し朝鮮語ラジオ放送を行う「北朝鮮自由放送」を訪問して2時間拉致特集番組の収録を行い、北朝鮮に向けたラジオメッセージを、日本人拉致被害者家族と共に収録しました。
　バンチョンさんそのほか、韓国朝鮮戦争拉致被害者家族会事務所、北朝鮮専門ニュースメディア「デイリーNK」、在韓タイ大使館等を精力的に訪問しました。

　タイ人有識者として参加したウィチアンさんとシリワンさんも、同週間中の各種イベントに連日精力的に参加し、各国から参加の北朝鮮人権NGOとの交流と人的関係の構築を深めました。

　最終日の5月1日に韓国と北朝鮮を分断する境界線近くで実施された「バルーン・プロジェクト」（北朝鮮民衆に宛てた民主化レター数万枚を韓国側から風船で送り込む事業）には、シリワンさんとARNKA海老原の他、ソウル大や延世大に留学するタイ人留学生3名も駆けつけました。

　バンチョンさんは、韓国朝鮮戦争拉致被害者家族会が2010年9月～10月に計画中の拉致問題国際会議に参加を招請され、年内に再訪韓する見込みです。
　また、タイから有識者として参加したウィチアンさんは、年内に勤務先のタマサート大学で北朝鮮人権セミナーを開催することを計画しています。北朝鮮人権週間で提示された問題認識がタイに引き継がれて行くことが期待されます。

　今回の訪韓を機に北朝鮮専門メディア「デイリーNK」が掲載した、タイ人拉致に関する記事（英語）は、以下をご参照下さい。
　http://www.dailynk.com/english/read.php?cataId=nk02500&num=6291

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２．北朝鮮拉致問題に関するタイ外相インタビュー記事日本語訳[2006年2月]
３．タイ人拉致被害者実兄の思い
　　[2006年4月ReACH/CHNK共催ワシントン拉致被害者救援コンサートで読まれた手紙]
　　（タイ語版・英語版・日本語版）
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　　[タイ-北朝鮮関係の基礎資料]
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　　[タイは04年より北朝鮮の対外貿易高第３位](タイ語版・日本語版)
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