★ ARNKAメール報第187号 ★ 2010.12.23 |
■ 国連総会でもアセアン諸国の賛成はなし -北朝鮮人権決議- ■ 2010年の国連北朝鮮人権決議は、11月18日の第3委員会での採択に続き、12月22日の国連総会でも決議され採択されました。 各報道の通り、同人権決議の採択は6年連続で、なかでも賛成国数は今年、過去最大となりました。 詳しく見ると、同決議はまず第3委員会の採択を経て国連総会での採決となりますが、今年は第3委員会決議の段階では「賛成」103カ国でしたが、国連総会決議の段階ではさらに3カ国増えて「賛成」106カ国となりました。 しかし、国連総会決議でのアセアン諸国(10カ国)の対応を見ると、第3委員会決議と全く同様の結果となり、今年も「賛成」は1カ国もありませんでした。 詳細は次の通りです。 2010年12月国連総会北朝鮮人権決議採択結果 賛成106ヶ国 反対20ヶ国 棄権57ヶ国 欠席9ヶ国 アセアン諸国(全10ヶ国)の対応 賛成 なし 反対 3ヶ国(ベトナム、マレーシア、ミャンマー) 棄権 7ヶ国(タイ、ラオス、シンガポール、ブルネイ、フィリピン、カンボジア、インドネシア) 欠席 0ヶ国 ※ アセアン諸国を含む「アジア大洋州」(45カ国)からの反対国は、以下の5カ国。 北朝鮮、中国、ベトナム、マレーシア、ミャンマー 上記のように、「アジア大洋州」45ヶ国からの「反対」は、北朝鮮・中国の他はアセアンの3カ国のみとなり際立っています。 但し、昨年「反対」のインドネシアが今年「棄権」に転じたことから、アセアンからの反対国数は昨年の4カ国から1カ国減りました。 各報道では「過去最大の賛成により決議」という点が強調されています。 その影で、アセアン諸国がそのような流れから外れた位置にあること、また、決議案を毎年主導している日本にとっては、伝統的友好国が多いアセアン諸国からの「賛成」を1カ国も獲得できず、むしろアセアン諸国の一部が反対票の票田に近くなっている状況が、改めて指摘されます。 ------------------------------------------------------ ARNKA(アーンカ)メール報の定期受信は本会までメールでお申込下さい。 配信停止を希望される方も同様にご連絡下さい。 ------------------------------------------------------ ARNKA配布資料 メールでお申込下さい。添付ファイルでお送りいたします(無料)。 1.タイ人拉致被害者アノーチャー・パンジョイさん個人史 (タイ語版・英語版・日本語版) 2.北朝鮮拉致問題に関するタイ外相インタビュー記事日本語訳[2006年2月] 3.タイ人拉致被害者実兄の思い [2006年4月ReACH/CHNK共催ワシントン拉致被害者救援コンサートで読まれた手紙] (タイ語版・英語版・日本語版) 4.タイ外務省ウェブサイトの北朝鮮紹介ページ日本語全訳 [タイ-北朝鮮関係の基礎資料] 5.タイ-北朝鮮貿易額統計2001-2005年 [タイは04年より北朝鮮の対外貿易高第3位](タイ語版・日本語版) 6.日本の北朝鮮人権法タイ語訳 7.タイ人拉致問題パンフレット[A4両面三つ折用](タイ語版・英語版・日本語版) ------------------------------------------------------ ARNKAの活動は支援者の皆様の寄付で賄われています。 拉致問題の一刻も早い解決のために皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。 ご寄付の振込先 口座名義: TOMOHARU EBIHARA(ARNKA) 銀行名: The Siam Commercial Bank 支店名: Payap University Sub Branch 口座番号: 802-2-06137-3 ------------------------------------------------------ The Association for the Rescue of North Korean Abductees, Chiangmai(ARNKA) 北朝鮮に拉致された人々を救援する会チェンマイ 代 表 海老原 智治 (Tomoharu EBIHARA) 連絡先↓; P.O. Box 28 Bo Sang Post Office A. Sankampaeng, Chiang Mai, Thailand 50131 infoarnka[@]gmail.com メール送信の際はかっこを外して下さい。 www.arnka.com/ ------------------------------------------------------ |