★ ARNKAメール報第188号 ★ 2011.01.06 |
■ タイ人拉致被害者実兄スカム・パンチョイさんの年頭挨拶 ■ タイ人拉致被害者アノーチャー・パンチョイさんの実兄で、今もタイ北部チェンマイの実家を守るスカム・パンチョイさんは、実妹の拉致判明(2005年11月)から丸5年を過ぎて6年目に入った2011年年頭を機に、新年の挨拶と、拉致問題解決に向けた思いと希望を本会に語りました。 以下に紹介します スカムさんからの新年の挨拶 「2011年の新年を迎えるに当たり、私と私の家族は、すべての拉致被害者家族の皆様がみな健康で、これまで通り希望を強く持つことを願います。 そして、今もなお北朝鮮にいる私たちの家族が、一刻も早く帰ってくるように強く希望します。」 スカムさんが述べた、新年を迎えた思いと希望 「昨年から韓国と北朝鮮の関係が緊張しているが、今年本格的な戦争に突き進むことがないように望みます。 戦争で誰が幸福になるでしょうか。またもし戦争状態になったら、妹の安否が大変気がかりです。北朝鮮が自制して情勢が落ち着いてくれるのを望みます。 妹の帰還については希望を失っていません。妹の件がニュースになるたびに、少しでも解決に近づいているのかという期待を抱きます。 しかし、タイ政府の対応は心配です。拉致問題は政府対政府のレベルで解決するしか方法がないというのに、この5年間何一つ進展がなかったではないですか。新しい情報も何も得られていません。 先日も入管警察の職員が急に自宅にやってきて「タイ政府はこの問題を忘れたわけではないのだから安心してくれ」と言っていたが、何を安心すればいいのでしょうか。 もし日本政府と韓国政府が本当に連携して拉致問題解決に当たれば、解決は遠くないのではないかと思います。 タイ政府に期待が持てないだけに、私の一番の期待は日本と韓国の家族会です。 今、北朝鮮の実態はかなり弱ってきているように思います。国内事情の深刻さも外に洩れ伝わって来はじめました。 もしかしたら、私たち被害者家族もそう長く待たなくてもいいのかも知れませんね。 妹の帰りを30年以上待ったのだから、待つのもあともう少しだというのならば、私は待てますよ。」 ------------------------------------------------------ ARNKA(アーンカ)メール報の定期受信は本会までメールでお申込下さい。 配信停止を希望される方も同様にご連絡下さい。 ------------------------------------------------------ ARNKA配布資料 メールでお申込下さい。添付ファイルでお送りいたします(無料)。 1.タイ人拉致被害者アノーチャー・パンジョイさん個人史 (タイ語版・英語版・日本語版) 2.北朝鮮拉致問題に関するタイ外相インタビュー記事日本語訳[2006年2月] 3.タイ人拉致被害者実兄の思い [2006年4月ReACH/CHNK共催ワシントン拉致被害者救援コンサートで読まれた手紙] (タイ語版・英語版・日本語版) 4.タイ外務省ウェブサイトの北朝鮮紹介ページ日本語全訳 [タイ-北朝鮮関係の基礎資料] 5.タイ-北朝鮮貿易額統計2001-2005年 [タイは04年より北朝鮮の対外貿易高第3位](タイ語版・日本語版) 6.日本の北朝鮮人権法タイ語訳 7.タイ人拉致問題パンフレット[A4両面三つ折用](タイ語版・英語版・日本語版) ------------------------------------------------------ ARNKAの活動は支援者の皆様の寄付で賄われています。 拉致問題の一刻も早い解決のために皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。 ご寄付の振込先 口座名義: TOMOHARU EBIHARA(ARNKA) 銀行名: The Siam Commercial Bank 支店名: Payap University Sub Branch 口座番号: 802-2-06137-3 ------------------------------------------------------ The Association for the Rescue of North Korean Abductees, Chiangmai(ARNKA) 北朝鮮に拉致された人々を救援する会チェンマイ 代 表 海老原 智治 (Tomoharu EBIHARA) 連絡先↓; P.O. Box 28 Bo Sang Post Office A. Sankampaeng, Chiang Mai, Thailand 50131 infoarnka[@]gmail.com メール送信の際はかっこを外して下さい。 www.arnka.com/ ------------------------------------------------------ |