★ ARNKAメール報第205号 ★ 2011.12.27
タイ人拉致被害者家族がタイ首相面会を要請

 北部タイ・チェンマイ県サンカンペーン郡出身のタイ人拉致被害者アノーチャー・パンチョイさんの家族は、2011年12月27日に支援団体ARNKAを通じてタイ首相府へレターを送付し、2012年1月中旬にチェンマイで開催が予定される移動閣議の際の、インラック・タイ首相への面会を要請しました。
 上記はARNKA代表海老原が12月27日にチェンマイ県庁で記者会見し、タイの現地メディアに発表しました。

 タイ人拉致問題は、2005年のタクシン政権下での判明当初には、カンタティー外相(当時)が北朝鮮外相と直接交渉し、北朝鮮国内でタイ人拉致被害者の消息を確認するためのタイ-北朝鮮共同作業部会設置を提案するなど実質的交渉が行われました。
 しかし、2006年9月に軍事クーデターが発生しタクシン首相が放逐された後は、タイ国内政争が激化し政治が著しく不安定化したことを受け、拉致問題交渉は大きく後退しました。
 2007年にタイ暫定文民政権下のニット外相が北朝鮮外相との会談で、アノーチャー家族が金正日に宛てた手紙を手渡したのを最後に、タイ-北朝鮮外相会談でタイ人拉致問題が取り上げられることがないまま現在まで推移しています。

 タイ人拉致被害者家族は今回のレターの中で、インラック首相は拉致被害者と同じチェンマイ県サンカンペーン郡出身であり、スラポン外相もチェンマイ県出身であることからも、北朝鮮の最高指導者が代替わりしたこのタイミングで、インラック現政権による再度の拉致問題本格交渉と解決を、タイ政府に強く要望しました。

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1.タイ人拉致被害者アノーチャー・パンチョイさん個人史
  (タイ語版・英語版・韓国語版・日本語版)
2.北朝鮮拉致問題に関するタイ外相インタビュー記事日本語訳
  [2006年2月]
3.タイ人拉致被害者実兄の思い
  [2006年4月ReACH/CHNK共催ワシントン拉致被害者
  救援コンサートで読まれた手紙] (タイ語版・英語版・日本語版)
4.タイ外務省ウェブサイトの北朝鮮紹介ページ 日本語全訳
  [タイ-北朝鮮関係の基礎資料]
5.タイ-北朝鮮貿易額統計2001-2005年
  [タイは04年より北朝鮮の対外貿易高第3位] (タイ語版・日本語版)
6.日本の北朝鮮人権法 タイ語訳
7.タイ人拉致問題パンフレット (タイ語版・英語版・韓国語版・日本語版)
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