★ ARNKAメール報第36号 2006.12.07 |
■タイ人拉致被害者家族がタイ外相と面会■ 本日2006年12月7日、タイ外務省で、タイ人拉致被害者甥のバンジョン・パンジョイさんがタイのニット・ピブーンソンクラーム外相と面会しました。 この面会は、今年9月末のタイ軍事クーデターによりタクシン政権が転覆し、10月上旬に民政移管としてスラユット現内閣が成立したことを受け、タイ政府でタイ人行方不明者問題(拉致問題)を所管するのが外務省であることから、新外相への早期面会を求めていたのが実現したものです。 面会では、バンジョンさんから、アノーチャーさんの思い出や現在の家族の状況が伝えられました。 ニット外相からは、タイ政府が北朝鮮行方不明者問題解決に取り組む政策と姿勢は一貫しており、北朝鮮側との交渉は継続していて、政変の後を受けた現政権にも(問題を棚上げする等の)変更はないことが強調され、「この問題は私の政治課題のひとつに組み込んでゆく」という意思が表明されました。 7月のアセアン地域フォーラム(クアラルンプール)終了後に行われたカンタティー前外相と白北朝鮮外相との直接会談で、前外相が北朝鮮外相に提案したタイ人行方不明者問題に関する両国共同作業部会の設置について、この提案は政変後の現在も有効であり、北朝鮮側の回答を待っていることが明らかにされました。 また、アノーチャー以外の北朝鮮タイ人行方不明者の存在の可能性についても高い関心を有している旨が表明されました。 ARNKA代表海老原から、12月11−15日の東京拉致問題会議への参加概要が報告され、これに関連し、外相よりタイ人行方不明者問題に対する日本の協力に感謝したい旨が表明されました。 なお、この面会は内外の報道陣にも公開されました。 これは、この面会をタイ人行方不明者問題に対するタイ政府からメッセージとして発信するという、タイ政府の立場表明と考えられます。 タイ外相面会の概要 日 時:2006年12月7日(木)10:30より 場 所:タイ外務省(バンコク・シーアユタヤー通り) 面会者:タイ外務省 ニット外相・東アジア局長・情報局副局長ほか 被害者家族 バンジョン・パンジョイ(拉致被害者甥) 支援者 海老原智治(支援団体ARNKA代表) ------------------------------------------------------ ARNKA(アーンカ)メール報の定期受信は本会までメールでお申込下さい。ARNKA メール報が不要の方も同様にご連絡下さい。 ------------------------------------------------------ ARNKA配布資料 メールでお申込下さい。添付ファイルでお送りいたします(無料)。 1.タイ人拉致被害者アノーチャー・パンジョイさん個人史 (タイ語版・英語版・日本語版) 2.北朝鮮拉致問題に関するタイ外相インタビュー記事日本語訳[2006年2月] 3.タイ人拉致被害者実兄の思い [2006年4月ReACH/CHNK共催ワシントン拉致被害者救援コンサートで読まれた手紙] (タイ語版・英語版・日本語版) 4.タイ外務省ウェブサイトの北朝鮮紹介ページ日本語全訳 [タイ-北朝鮮関係の基礎資料] 5.タイ−北朝鮮貿易額統計2001−2005年 [タイは04年より北朝鮮の対外貿易高第3位](タイ語版・日本語版) 6.日本の北朝鮮人権法タイ語訳 7.タイ人拉致問題パンフレット[A4両面三つ折用](タイ語版・英語版・日本語版) ------------------------------------------------------ ARNKAの活動は支援者の皆様の寄付で賄われています。 拉致問題の一刻も早い解決のために皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。 ご寄付の振込先 口座名義:TOMOHARU EBIHARA(ARNKA) 銀行名:The Siam Commercial Bank 支店名:Payap University Sub Branch 口座番号:802−2−06137−3 ------------------------------------------------------ The Association for the Rescue of North Korean Abductees, Chiangmai(ARNKA) 北朝鮮に拉致された人々を救援する会チェンマイ 代 表 海老原 智治 (Tomoharu EBIHARA) Japanese Department,Payap University Super Highway RD., A.Muang Chiangmai 50000 Thailand infoarnka[@]gmail.com メール送信の際はかっこを外して下さい。 ------------------------------------------------------ |