★ ARNKAメール報第39号 2006.12.13
■タイ人拉致被害者家族が東京拉致問題国際会議に出席■


 本日2006年12月13日に、東京都内で拉致問題国際会議(共催:救う会・家族会・拉致議連 後援:日本外務省)が開催されました。
 救う会・家族会・拉致議連の会員をはじめ、ウィティット・マンタポーン国連北朝鮮人権問題特別報告官(タイ・チュラーロンコーン大学教授)、中山恭子首相補佐官、斎賀冨美子日本人権担当大使、中川昭一自民党政調会長、真鍋貞樹特定失踪者問題調査会専務理事、韓国の家族会代表・宋永仙ハンナラ党国会議員・その他関係者、安明進元北朝鮮工作員、スザンヌ・ショルティ北朝鮮自由連合(米NGO)代表、それにタイからの参加者等が出席しました。

 会議の総括的な報告は主催者側からなされますので、本メール報ではタイを巡る動きをお伝えすることに致します。

 タイからの出席は、タイ人拉致被害者甥のバンジョン・パンジョイさん、タマサート大学準教授のワリントン・ウーウォンさん、ARNKA代表海老原の3名です。
 バンジョンさんからは、叔母である拉致被害者アノーチャーさんの人となりが紹介された後、タイで長期療養中のアノーチャーの実兄スカムさん(バンジョンさんの父)が妹アノーチャーさん拉致後28年間も引き裂かれた兄妹の思いを吐露した手紙が紹介され、参加者の深い共感と涙を誘いました。
 ワリントンさんからは拉致問題に対するタイ社会の認識が報告され、海老原からはタイにおける救援活動とタイ政府の取り組みが報告されました。

 タイ人拉致被害者アノーチャーの存在を証言したチャールズ・ジェンキンスさんはビデオ参加となりましたが、その中で新情報として、アノーチャーが89年に在北朝鮮ドイツ人ビジネスマンと再婚した後、タイ語の教師をしたことが初めて証言されました。

 タイ・日本・韓国の家族は互いに交流し、今後の連携を確認しあいました。
 タイの家族から韓国の関係者には、拉致被害者アノーチャーの父(故人)が、朝鮮戦争でタイ軍兵士として韓国側に参戦したエピソードも紹介されました。

 バンジョンさんは会議終了後のレセプションで参加外国人を代表してあいさつし、「日本が行なっているような拉致問題解決支援を、私たちがタイ政府から得られるよう望む」と述べ、タイ政府の拉致解決努力に対するタイ人被害者家族の心境を吐露しました。

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1.タイ人拉致被害者アノーチャー・パンジョイさん個人史
  (タイ語版・英語版・日本語版)
2.北朝鮮拉致問題に関するタイ外相インタビュー記事日本語訳[2006年2月]
3.タイ人拉致被害者実兄の思い
  [2006年4月ReACH/CHNK共催ワシントン拉致被害者救援コンサートで読まれた手紙]
  (タイ語版・英語版・日本語版)
4.タイ外務省ウェブサイトの北朝鮮紹介ページ日本語全訳
  [タイ-北朝鮮関係の基礎資料]
5.タイ−北朝鮮貿易額統計2001−2005年
  [タイは04年より北朝鮮の対外貿易高第3位](タイ語版・日本語版)
6.日本の北朝鮮人権法タイ語訳
7.タイ人拉致問題パンフレット[A4両面三つ折用](タイ語版・英語版・日本語版)
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