★ ARNKAメール報第80号 2007.11.04 |
■ タイに流入する北朝鮮難民支援のためのハンドブック作成プロジェクトを開始 ■ 本会は本日(2007年11月04日)までに、北朝鮮難民(脱北者)の入国が続く北部タイ国境(ラオス・ミャンマーと隣接)の警察当局等と協議の結果、北朝鮮難民とタイ当局の双方に対して支援の役割を果たす、朝鮮語(韓国語)-タイ語二ヶ国語ハンドブックの作成プロジェクトを開始することになりました。 このプロジェクトは、国境のタイ当局による北朝鮮難民の取調べ時の便宜のためのタイ語-朝鮮語2ヶ国語対照会話集をはじめ、タイの法規に基づく北朝鮮難民の地位・権利・義務、タイ国内で辿る行政上の段階、署名を要求される行政上の書類の内容等を2ヶ国語ハンドブックとしてまとめ、国境付近の警察署・裁判所・イミグレーション等に常置し、タイ当局と北朝鮮難民の双方がこれをいつでも参照できるようにしようというものです。 タイは現在、北朝鮮難民が最終目的国(主として韓国)へ逃れるための脱出先としては、北朝鮮と直接国境を接する中国を除くと最大の脱出先となっており、昨年2006年に入国した難民数はタイ当局の拘束数ベースで約1000人となっています。 今年2007年は昨年を上回るペースでの入国が続いています。 多数の難民が押し寄せている一方、警察やイミグレーションをはじめとするタイ当局の関係部署には朝鮮語を解する職員がほとんどおらず、国境周辺の地方都市では民間の朝鮮語通訳を呼び寄せることも困難なため、言語の問題はタイ当局が難民に対応する上での大きな障害となっています。 北朝鮮難民にとっても、自らが処される行政上の処置が何であるのがわからなかったり、現在どのような理由でどのぐらいの期間収容先にとどめられているのか、移送される先がどこなのか、といったことが全くわからず、大きな困難となっています。 最も望まれるのはタイ当局ないし支援NGOが専門の通訳を常駐させられるようになることですが、人的にも経費的にも難しい状況にあります。 そのため本会では、このプロジェクトは現時点で取り得る中での最も有効なオプションと考えています。 これによりタイで拘束された北朝鮮難民の状況が少しでも改善されることを目指しています。 皆様の幅広いご支援をお願い申し上げます。 ------------------------------------------------------ ARNKA(アーンカ)メール報の定期受信は本会までメールでお申込下さい。ARNKA メール報が不要の方も同様にご連絡下さい。 ------------------------------------------------------ ARNKA配布資料 メールでお申込下さい。添付ファイルでお送りいたします(無料)。 1.タイ人拉致被害者アノーチャー・パンジョイさん個人史 (タイ語版・英語版・日本語版) 2.北朝鮮拉致問題に関するタイ外相インタビュー記事日本語訳[2006年2月] 3.タイ人拉致被害者実兄の思い [2006年4月ReACH/CHNK共催ワシントン拉致被害者救援コンサートで読まれた手紙] (タイ語版・英語版・日本語版) 4.タイ外務省ウェブサイトの北朝鮮紹介ページ日本語全訳 [タイ-北朝鮮関係の基礎資料] 5.タイ−北朝鮮貿易額統計2001−2005年 [タイは04年より北朝鮮の対外貿易高第3位](タイ語版・日本語版) 6.日本の北朝鮮人権法タイ語訳 7.タイ人拉致問題パンフレット[A4両面三つ折用](タイ語版・英語版・日本語版) ------------------------------------------------------ ARNKAの活動は支援者の皆様の寄付で賄われています。 拉致問題の一刻も早い解決のために皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。 ご寄付の振込先 口座名義:TOMOHARU EBIHARA(ARNKA) 銀行名:The Siam Commercial Bank 支店名:Payap University Sub Branch 口座番号:802−2−06137−3 ------------------------------------------------------ The Association for the Rescue of North Korean Abductees, Chiangmai(ARNKA) 北朝鮮に拉致された人々を救援する会チェンマイ 代 表 海老原 智治 (Tomoharu EBIHARA) Japanese Department,Payap University Super Highway RD., A.Muang Chiangmai 50000 Thailand infoarnka[@]gmail.com メール送信の際はかっこを外して下さい。 ------------------------------------------------------ |