★ ARNKAメール報第85号 2007.12.31
■ タイの国立大学に主体思想研究所が存在 ■


 タイ字紙「コム・チャット・ルック」2007年10月17日(Web版)の記事によると、バンコクに立地するタイの国立大学のひとつ、プラナコーン・ラーチャパット大学(Phranakhon Rajabhat University)には、「主体思想研究所」(所長:ソンチット・プーンララープ講師)が設置されており、北朝鮮社会科学院と研究者交換協定を交わして10年来になるという。

 記事によると、2007年10月に平壌で開かれた南北首脳会談の際には主体思想研究所がタイの国家人権委員会委員・有識者・マスコミを北朝鮮に招待し、この記事の記者も招聘を受けて訪問したということである。

 「コム・チャット・ルック」紙の訪朝記事は2回に渡って掲載され、訪問記のような体裁になっているが、北朝鮮の国づくりに極めて好意的な内容で、北の主張や見解に沿ったような内容となっている。

 主体思想研究所の役割は現時点では不明だが、タイの親北人士の獲得や親北的なタイの社会世論の確立等にも関与していると見られる。

 タイ字紙「コム・チャット・ルック」2007年10月17日付の記事は以下で参照できる。 (タイ語のみ)

http://www.komchadluek.net/2007/10/column/m015_163078.php?news_id=163078



 タイ国立プラナコーン・ラーチャパット大学のウェブサイトは以下の通りだが、主体思想研究所についての記述はない。

http://www.pnru.ac.th/index.php



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