★ ARNKAメール報第90号 2008.01.17
■ タイの最有力大学が北朝鮮人権セミナーを初開催 ■


 タイの最有力大学として知られる国立チュラロンコン大学政治学部は、2008年1月23日午後に北朝鮮人権セミナーを初開催します。

 タイの機関が自ら主催する北朝鮮人権問題セミナーとしては初であり、非常に重要な機会と考えられます。

 このセミナーは、同大政治学部の主催により開催されるもので、テーマには、北朝鮮政府による外国人に対する人権侵害としてのタイ人拉致問題と、自国民に対する人権侵害としての強制収用所の問題を取上げます。

 講師には、タイ人拉致被害者甥のバンチョン・パンチョイさん、北朝鮮で強制収用所に収容されてその後韓国に逃れた女性(人物は未定)、クォン・ヒョクさん(北朝鮮会寧[ヘニョン]22号管理所元管理責任者)、アン・ミョンチョルさん(北朝鮮会寧[ヘニョン]22号管理所元警備員)の4名が参加します。

 このセミナーを主導しているのは、チュラロンコン大学政治学部副学部長のスラット・ホーラーチャイクン助教授です。

 同助教授は、2007年9月にタイで初めて開催された「北朝鮮人権状況国際会議(拉致と難民)」で実行委員及び会議当日の司会を務め、重要な役割を担いました。

 2007年12月の日本の北朝鮮人権週間には日本政府の招聘により訪日し、第2回国際会議「北朝鮮拉致の全貌と解決」(共催:家族会、救う会、拉致議連)や、国際会議「北朝鮮の人権状況の改善に何が出来るか?」(共催:北朝鮮難民救援基金、北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会、特定失踪者問題調査会・北朝鮮による拉致・人権問題に取り組む法律家の会)などに発表者として参加しました。

 今回のセミナーの開催には、準備段階からチュラロンコン大学政治学部のタイ人学生約40人がボランティアとして参加して、配布資料を英語からタイ語へ学生自身で翻訳して事前作成するなど、熱心に取り組んでいます。

 当日の運営もボランティアの学生が全面的に行う予定です。

 また、セミナーに先立ち、23日午前にはチュラロンコン大学のラジオ局で、タイ人拉致被害者甥のバンチョン・パンチョイさん、スラット助教授、ARNKA海老原がタイ人拉致問題に関するラジオ番組収録を行います。

 セミナーはご関心の方はどなたでも無料で参加いただけます。

 なお、今回は国際会議ではなくタイ国内向けのセミナーのため、使用言語は韓国語とタイ語になります。英語・日本語の通訳はありません。

 参加のお申込はチュラロンコン大学政治学部まで。
  (Tel.02-218-7318 Fax. 02-218-7308)

「北朝鮮人権セミナー」
 日時: 2008年1月23日(水)13:00-16:00
 場所: タイ国立チュラロンコン大学政治学部第3号棟マーライフワナン・ルーム
 主催: チュラロンコン大学政治学部
 協力: ARNKA / North Korean Human Rights Data Base Center(韓国NGO)
 対象: チュラロンコン大学の学生と教員、一般参加者(特に人権関係)
 ※ どなたでも参加可。
 参加費: 無料
 要事前申込。

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1.タイ人拉致被害者アノーチャー・パンジョイさん個人史
  (タイ語版・英語版・日本語版)
2.北朝鮮拉致問題に関するタイ外相インタビュー記事日本語訳[2006年2月]
3.タイ人拉致被害者実兄の思い
  [2006年4月ReACH/CHNK共催ワシントン拉致被害者救援コンサートで読まれた手紙]
  (タイ語版・英語版・日本語版)
4.タイ外務省ウェブサイトの北朝鮮紹介ページ日本語全訳
  [タイ-北朝鮮関係の基礎資料]
5.タイ−北朝鮮貿易額統計2001−2005年
  [タイは04年より北朝鮮の対外貿易高第3位](タイ語版・日本語版)
6.日本の北朝鮮人権法タイ語訳
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