★ ARNKAメール報第96号 2008.06.21 |
■ 脱北者証言集『Are They Telling Us the Truth?』タイ語版を発刊へ ■ 本会が2年前よりタイ語版の発刊準備を進めていた英語書籍『Are They Telling Us the Truth?』(彼らは真実は語っているのか?)が、今年7〜8月にもタイで発刊できる見通しとなりました。 同書は、北朝鮮の強制収容所に収容されて後に脱北者として国外に逃れた人たちの貴重な証言集です。 タイは、北朝鮮政府による人権侵害の結果である外国人拉致及び脱北者の双方で、きわめて深い関係にあります。 タイ人拉致被害者1名(アノーチャー・パンチョイさん)の存在が2005年に明らかになっていると同時に、脱北者のタイへの流入も相次ぎ、2006年には約千人、2007年には千数百人がタイ国内で拘束されました。 タイは同時に貿易面で北朝鮮にとって最重要国のひとつで、北朝鮮の対外貿易高の第3位(中国・韓国に続く)を占めています。 その一方で、タイ社会一般には北朝鮮の実情に関する知識は全く浸透しておらず、韓国と混同されることも少なくありません。そのため、タイ人拉致の解決を含む北朝鮮の人権侵害状況の改善のためには、実情の体系的でわかりやすいタイ社会への発信が極めて重要な状況にあります。 今回の翻訳書の発刊は、タイ社会への問題発信上で大きな意義を持つものと考えています。 今回の発刊には、支援者の皆様からのご寄付をはじめとしたさまざまなご支援をいただきました。この場で改めてお礼を申し上げます。 本会のタイ語翻訳書発刊事業は、タイ人拉致被害者の存在を世界で初めて証言したチャールズ・ジェンキンスさんの著書『告白』に続き、2冊目となりました。 タイでは拉致を含む北朝鮮政府の人権侵害状況に関して依拠できるタイ語の資料が決定的に不足している現状から、きちんとした資料をタイ語で整備する高い必要性があります。 そのため、今後も翻訳書事業を継続して行きたいと考えています。 ------------------------------------------------------ ARNKA(アーンカ)メール報の定期受信は本会までメールでお申込下さい。ARNKA メール報が不要の方も同様にご連絡下さい。 ------------------------------------------------------ ARNKA配布資料 メールでお申込下さい。添付ファイルでお送りいたします(無料)。 1.タイ人拉致被害者アノーチャー・パンジョイさん個人史 (タイ語版・英語版・日本語版) 2.北朝鮮拉致問題に関するタイ外相インタビュー記事日本語訳[2006年2月] 3.タイ人拉致被害者実兄の思い [2006年4月ReACH/CHNK共催ワシントン拉致被害者救援コンサートで読まれた手紙] (タイ語版・英語版・日本語版) 4.タイ外務省ウェブサイトの北朝鮮紹介ページ日本語全訳 [タイ-北朝鮮関係の基礎資料] 5.タイ−北朝鮮貿易額統計2001−2005年 [タイは04年より北朝鮮の対外貿易高第3位](タイ語版・日本語版) 6.日本の北朝鮮人権法タイ語訳 7.タイ人拉致問題パンフレット[A4両面三つ折用](タイ語版・英語版・日本語版) ------------------------------------------------------ ARNKAの活動は支援者の皆様の寄付で賄われています。 拉致問題の一刻も早い解決のために皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。 ご寄付の振込先 口座名義:TOMOHARU EBIHARA(ARNKA) 銀行名:The Siam Commercial Bank 支店名:Payap University Sub Branch 口座番号:802−2−06137−3 ------------------------------------------------------ The Association for the Rescue of North Korean Abductees, Chiangmai(ARNKA) 北朝鮮に拉致された人々を救援する会チェンマイ 代 表 海老原 智治 (Tomoharu EBIHARA) Thai-Japan Center, Payap University Super Highway RD., A.Muang Chiangmai 50000 Thailand infoarnka[@]gmail.com メール送信の際はかっこを外して下さい。 ------------------------------------------------------ |