★ ARNKAメール報第98号 2008.06.25
■ タイは国際水準を満たさず 2008年アメリカ人身売買レポート ■


 タイは現在、北朝鮮によるタイ人拉致被害者1名の存在が判明し、同時に中国を除く世界最大の北朝鮮難民の脱出先の一つとなっていますが、アメリカ国務省が今月発表した「2008年人身売買レポート」(Trafficking in Persons Report : TIP Report)の世界各国の人身売買への対応で、タイは昨年に続き、第2階層の「取り組みを表明しているが国際水準に達していない国」にランクされました。

 タイ政府は昨年6月、2007年の同レポートがタイを第2階層にランクしたことに対して外務省リリースを発し、タイ政府の人身売買撲滅への取り組みを強調したところでした。

 アメリカ国務省人身売買レポートは、世界各国を人身売買への取り組みによってランク付けしていますが、階層は次のようなものとされています。

第1階層
   「人身売買に対する取り組みが国際水準を充たしている国」

第2階層
   「取り組みを表明しているが国際水準に達していない国」

第2階層要注意国
   「取り組みを表明しているが国際水準に達していない国のうち、特に注意を有する国」

第3階層
   「最低限の取り組みレベルにさえ達していない国」

 今年のレポートでは、北朝鮮は引き続き第3階層とされるとともに、北朝鮮難民問題が今年のトピック・オブ・スペシャル・イントレストのひとつとして詳説され、重視されています。

 なお、日本のランクもタイと同様に第2階層とされています。

 アメリカ国務省「2008年人身売買レポート」は、国務省の以下のサイトから全文をダウンロードすることができます。

http://www.state.gov/g/tip/rls/tiprpt/2008/



------------------------------------------------------
ARNKA(アーンカ)メール報の定期受信は本会までメールでお申込下さい。ARNKA メール報が不要の方も同様にご連絡下さい。
------------------------------------------------------
ARNKA配布資料 メールでお申込下さい。添付ファイルでお送りいたします(無料)。
1.タイ人拉致被害者アノーチャー・パンジョイさん個人史
  (タイ語版・英語版・日本語版)
2.北朝鮮拉致問題に関するタイ外相インタビュー記事日本語訳[2006年2月]
3.タイ人拉致被害者実兄の思い
  [2006年4月ReACH/CHNK共催ワシントン拉致被害者救援コンサートで読まれた手紙]
  (タイ語版・英語版・日本語版)
4.タイ外務省ウェブサイトの北朝鮮紹介ページ日本語全訳
  [タイ-北朝鮮関係の基礎資料]
5.タイ−北朝鮮貿易額統計2001−2005年
  [タイは04年より北朝鮮の対外貿易高第3位](タイ語版・日本語版)
6.日本の北朝鮮人権法タイ語訳
7.タイ人拉致問題パンフレット[A4両面三つ折用](タイ語版・英語版・日本語版)
------------------------------------------------------
ARNKAの活動は支援者の皆様の寄付で賄われています。
拉致問題の一刻も早い解決のために皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。
ご寄付の振込先
口座名義:TOMOHARU EBIHARA(ARNKA)
銀行名:The Siam Commercial Bank
支店名:Payap University Sub Branch
口座番号:802−2−06137−3
------------------------------------------------------
The Association for the Rescue of North Korean Abductees, Chiangmai(ARNKA)
北朝鮮に拉致された人々を救援する会チェンマイ
代 表 海老原 智治 (Tomoharu EBIHARA)
Thai-Japan Center, Payap University
Super Highway RD., A.Muang Chiangmai 50000 Thailand
infoarnka[@]gmail.com
メール送信の際はかっこを外して下さい。
------------------------------------------------------