「修身書」は、まさに『教育勅語』を実践するための手引書のようなものです。
戦前は国定教科書ですから、みんな同じ教科書で学んだわけです。「修身書」は明治三十七年にはじまり、四回改定されていますので五期に分けることが出来ます。
☆第一期=明治三十七年(1904年)~
☆第二期=明治四十三年(1910年)~
☆第三期=大正七年(1918年)~
☆第四期=昭和九年(1934年)~
☆第五期=昭和十六年(1941年)~
各期の「修身教科書」を、現行学年別に見てみましょう。ただし、第四期および第五期については抜粋です。実際の教科書には挿絵があって、それを説明する形式の部分もありますが、ここでは再現できないので、文字のみとします。
少し時代を感じさせる文言が出てきますが、場面設定を現在に置き換えれば、精神そのものは現代でも十分通用するものと確信いたします。適宜現代風に置き換えてご活用ください。
(注)・読みやすいように、可能な限り現代仮名遣いに改めました。
・教科書は縦書きですが、横書きに改めました。 |